当院の鍼灸療法

当院で取り入れている鍼灸療法についてご紹介いたします。

現在の鍼灸療法は、インターネットなどで調べていただくとわかるように、同じ鍼灸といっても昔から様々なやり方や考え方が存在します。もとは東洋医学なのですが、科学的研究が少しずつ進んで西洋医学的な鍼灸などもでてきました。

当院で行っている鍼灸は経穴(ツボ)の反応をもとに全身または症状に関連する経絡を絞り込むやり方を行っています。

具体的には長野式鍼灸治療法(長野潔氏が古典鍼灸をもとに考案))とkiko style(長野氏の弟子である松本岐子氏が再編)と呼ばれている鍼灸療法を参考にした手法ですが、これらだけでなく、トリガーポイント療法、筋筋膜連鎖などの考えも取り入れております。

鍼灸療法は各施術者によってやり方がかなり違います。
鍼灸師によって使う鍼の太さや長さ、鍼特有の響き(刺した部分にズーンと重く感じる)を重視する人、いや響きは必要ないという人、鍼は触れるだけでもいいと言う人など、鍼灸師によって様々です。
その為、ある鍼灸師のやり方を別の鍼灸師が行おうとしてもうまくいかないことも多いです。一般の方はどれが自分に合うやり方なのかわからなくなると思います。

そこで、どれが正しいのかではなく、当院ではどのような鍼灸を行っているのかをできるだけ詳しくご紹介していこうと思っております。順次更新を続けていく予定ですので、あらかじめどのような場所に鍼を刺されるか不安な方のご参考になれば幸いです。

当院で使用する鍼はすべてがセイリン株式会社のエチレンオキサイト滅菌処理された使い捨て鍼(ディスポーザブル鍼)を使用しております。

当院で使うお灸は電子温灸器といわれる温熱機器を使用することが多いです

電子温灸器は写真のような2種類のものを使用しますが温度調整が機械的に行わる為、火傷はしません。ヨモギから作られた昔ながらの”もぐさ”も使用することがありますが、わずかな火傷の可能性もある為、電子温灸よりもぐさのほうが良いと判断した場合にのみご了承の上使用いたします。